08:復活夢D






 復活夢 --08





『リッツォ、確認しろ。』
『へい。』

おぅ、強面のおにーさんがこっちに来た。
ソファの前でお座りしている私に一度視線を向けるが、すぐに机へと視線を移して中身を数えだす。

さー、いつ気付くかな?

『…』
「…」

あ、気付いた。
控え目にこっちに手を伸ばしてくるが、私は顔を逸らしてそれをよける。

『…ハヤトさん、犬が指輪を離さねぇんスが。』
(ハヤト?日本人?)

強面さんの言葉に引っかかる名前があったが、今考えても仕方がないので、私はそれとは別に考えていた行動に移す。
全力で走って銀髪さんと黒髪君の間に割って入り、そして銀髪さんへと振り返る。彼の視線がしっかりと私に向いた所で、私はくわえていた指輪を自分の足元に置いた。

「ワッフ。」
(子供は殺さないでやって欲しいです。)

伝わらないと思うけどとりあえず主張。
剣呑な場を崩せれば何よりだ。

『…答えろガキ、こいつはなんだ?』
『…俺達もさっき拾った…俺は水をやっただけだ。』

しばし銀髪さんと見つめ合ってると、彼は僅かに笑んでみせた。

「…リボーンさんのレオンみたいな目をしてるな、お前。」
「!―ヒャン!」
リボーンさんもレオンさんも知らないけど、日本語!ハヤトさんは日本語達者なんですね!

「利口なら…ま、都合がいい。」

そしてハヤトさんは煙草を落として火を消し、私へと数歩近づいて私を拾い上げた。
さっきの金髪君よりよっぽど安定がいい。ハヤトさんの方が手がおっきいんだろう。

『お前等は随分やんちゃをしてたみたいだな。
 死者は出してねぇが…今日を含めて何件だ?答えろ。』
『……じゅう―』

 パァン!

また発砲した!うるさいって!

『つまんねー嘘吐くなら舌引っ張り出して穴開けるぞ?オラ、言え。』
『……20…です。』
『それをこっちで把握してる理由はわかるか?』
『…わかりません。』
『てめーらが人死を起こしたら警察に売るためだよ、バーカ。表で裁かれるのも時間の問題だったが、お前等の運命の女神は、裏社会で裁くように選んだみてーだな。よう、マフィアに喧嘩を売った感想はあるか、ガキ。』
『…すいませんでした!』
『俺は感想を聞いた。質問の答え以外を喋るな。』
『あいつが、マフィアなんて知らなかった!本当だ!マフィアなんて知ってたら襲わなかった!!』

 ガツンッ!

ハヤトさんの長い足が、何かをまくしたてていた少年の頭を蹴り飛ばした。
あわわ、衝撃に血が舞ったよ!?

『三度目だ。俺が聞いた以外を喋るな。』
『…ッう、うぅ…』
『両手を上げて壁に座れ。』

泣きながら黒髪君は崩れた体勢を正した。
うーん、子供が泣かされてるのなんて見たくないですよー。

『マフィアなら…ハッ、よく言いやがった。』

ハヤトさんが短く笑うと同時に、彼が右手に持っていた銃の先が、私の腹にあてられる。
ヒヤリと、冷たい銃口の存在を理解した次の瞬間―


 パァン!


銃口からの衝撃が全身を跳ねさせた。<












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2010/01/21

 リボーンさんをどのサイズで出すのか。そこが問題だ。携帯で打ったので短いです。


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